長期インターンを考える
また、ブログを書くのが1カ月くらい空いてしまいました・・・
できるだけ短いスパンでブログを続けようと思っているのですが、なかなか続かないものです。ちゃんと続ける人というのは凄いなと感心してしまいます。
さて、今日はインターンについてです。
コロナを機に通年採用も一般化しそうな感じですが、これを機に騒がれているのが、長期インターンの導入についてです。
以前にもブログなどで書いたことがありますが、長期インターンとは、ワンデーインターンのような会社説明会的なインターンではなく、1カ月~数年単位で行うインターンのことで、ちゃんとお給料も発生します。
私は以前からインターンの必要性は感じてはいましたが、ワンデーのような会社説明会的なものをしかも早期に行い、囲い込みを行うようなインターンには何の魅力も感じていませんでした。
長期インターンであれば、しっかり職場体験もできるので、社会に出る前に社会のことを勉強できる良い機会となり、就職してからも職種に対するミスマッチが少なくて済みます。
ただ、一つだけ問題だなと思うのは、「在学中」という条件が入っていることです。
もちろん在学中に長期インターンを行うことは良いことだと思います。
企業側からしても、早期に優秀層の人材を囲い込みできる絶好の機会です。
ですが、私は卒業後のインターンにも、もう少し注目してもらいたいと思うのです。
ザッツは体育会の学生を中心に就活支援を行っている会社です。
部活に勉強にと日々忙しく過ごす学生と日々就活を通して、様々な支援をしています。
ですが、この長期インターンを在学中に行うことがマストになってしまうと、彼らの就活は一機に不利になってしまいます。
一生懸命に競技に取り組み、勉学に取り組んでいるにも関わらず、そういった学生が不利になるような制度では、何のための大学なのか?
私はそこを疑問に思います。
これは理系学生などにも言えます。
理系学生は在学中にたくさんの課題をこなすことが必要で、日々実験やレポートに追われ、ただでさえ就活する時間も無い中必死に勉強しているのに、長期インターンまでやらないといけないとなれば、就活脱落者となりかねない。
目的をもって真面目に大学生活を送っている学生にとっては在学中の長期インターンは負担になるだけでしょう。
もちろん、在学中のインターンを否定するつもりはありません。
アルバイトをしながら、遊びほうけているよりはよっぽど良いと思います。
でも、それも大学生活の醍醐味でもあるのですが・・・
私が思うのは、前にもブログで書きましたが、通年採用という仕組みを青田刈りだけに注目せずに、卒業後も含め、広域的に考えて欲しいと思っているのです。
卒業後に海外へ飛び出して放浪の旅に出るも良し、ボランティア活動をするも良し、長期インターンを複数体験するも良し。
若者がもっと自由に職業選択ができるような世の中になって欲しいなと思います。