WEB説明会やWEB面接で失敗する会社が続出している
先日の「コロナと就活」の第7弾です。
WEBによる説明会や面接については、求める学生も多く、採用を考えている会社ならWEB対応をしたほうが良いというのは、もう何度も繰り返し言ってますので、その通りなのですが、なかなかうまくいかないケースも多いようです。
面接を受けるほうも、面接するほうも慣れてないのですから、そうなっても当然と言えば当然です。
ただ、説明会にしても面接にしても、大事なことは対面形式以上にコミュニケーションを意識することです。
特に説明会は複数名を相手にすることもあるため、表情や反応が見えづらいこともあり、コミュニケーションが一方通行になりがちです。
ザッツの取引先でも対面形式の説明会に比べてWEB説明会に切り替えたところ、明らかに選考に進む学生が減ったという事例もあります。
その理由について学生に聞いてみると
・採用担当者の対応が冷たい感じがした
・説明を一方的に聞くだけなので、会社のことがよくわからなかった
・質問したくてもWEBだと緊張する
・ぼんやりと観てしまって理解できなかった
そのため対面形式以上にコミュニケーションを意識することが重要です。
例えば、単純に口頭で学生へ問いかけを行うというような簡単なことでも良いですし、アンケート機能を使ってコミュニケーションを取るのもアリだと思います。
また、説明会であれば、事前に資料などを送っておいたり、WEBアンケートをやっておいてもらって当日に質問に答えるなどの工夫もしておくと、さらに良いと思います。
対面形式の説明会や面接でも実は同様の対策を行うと良いのですが、今回WEB化で、よりコミュニケーションの重要性を意識しなければならなくなったわけですから、この条件下において最善の方法を考えることで、アフターコロナの対面形式の通常の説明会や面接に生かしていくことも大事ではないかと思います。
また、事前に作成した動画をHPやYouTubeへ貼り付けておく定置型のWEB説明会を行う場合は、その後のコンタクトが取りやすいように、申し込み段階でアンケートを記入させたり、連絡先の交換を行っておき、説明会後に個別にコンタクトを取るなど、学生を放っておかないようにする対策も必要です。
結局のところ、WEBでも対面でもコミュニケーションが重要ということです。
どうしてもWEBではコミュニケーションが不自由な部分もあるからこそ、もっとしっかりコミュニケーションを取るために、何をすべきか考える機会になると思います。これを機会に説明会や面接の取り組み方を見直してみてはいかがでしょうか?