阿部社長のza2(ザッツ)談ブログ

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2017.07.12

新卒採用に成功する企業と失敗する企業の差

18卒の採用も終盤に差し掛かって、ザッツに登録して頂いている18卒の学生からも、就活終了の声を多く聞くようになってきました。
今年も就活戦線は学生優位の売り手市場と言われましたが、学生の皆さんも採用企業の皆さんも実際のところはどのように感じましたでしょうか?

今回は18卒の就活終盤というタイミングで、18卒の私の肌感覚による感想を書かせて頂きます。

今年も学生優位と言われた就職市場ですが、私の感想とすると、情報対策をしっかりしていた企業と、そうでない企業との差が歴然と出た年だったかなという気がしています。
というのも、学生の情報の集め方が明らかに変わってきているからです。

ひと昔前であれば、新卒採用の主戦場はリ〇ナビやマ〇ナビなどのナビサイトでした。
これらのナビサイトへお金を積んで、検索上位表示とスカウトメールを駆使して学生を集める。
これが採用の常套手段だったわけです。

しかし、時代は変わり、学生は自分でネット情報を集めるようになりました。
ナビサイトは、確かにプラットホームであることは変わりないですが、学生はその情報だけを鵜呑みにして、ホイホイついていくようなことはしなくなったのです。

その学生の情報源となっているのが、企業の評価サイトとインターネット検索のサジェスト表示、そして、企業のホームページです。

まず、評価サイトですが、サイトの名前までは挙げませんが、評価サイトには学生の感想・評価だけではなく、退職者の感想・評価や現役社員の感想・評価が投稿されているものもあります。これは良い評価だけ書いてくれてればいいのですが、悪いことも書いてあるわけで、特に退職者の感想評価などは、ほとんど悪いことしか書いてません。
ある意味、評価サイトに退職者が感想や評価を書く時点で、悪いことしか書くつもりがないわけで、逆に円満退職した人が、わざわざ評価サイトへ投稿することなど、ほんとんど無いのです。

中途採用においては、相手が社会人ですので、社会人はナビサイトや評価サイトだけを鵜呑みにせず、経験則や人伝手の情報など、いろいろな情報を集めようとしますが、新卒採用の場合は相手が学生なので、情報を集める手段がナビサイトと評価サイト、会社のホームページくらいしかなく、評価サイトのような情報を第3者の意見として、あたかも真実の情報と思い込み、ある意味【鵜呑み】にしてしまいます。

また、インターネット検索においては、GoogleやYahoo!を使用することが一般的かと思いますが、検索する際に社名を入れると「○○商事 ブラック」などと余計なお世話的な情報が出てきます。これがサジェスト表示と言われるものですが、これも学生は【鵜呑み】にしてしまいます。

実際にザッツでも、学生に登録企業を紹介したところ、ネットの評判が悪いので辞退したいと言ってくる事象も多く見受けられました。しかも年々その傾向は強くなっています。

ですが、その対象となる企業は真っ当な企業がほとんどで、中には、昔はちょっと無茶な残業もしてました・・・みたいな企業もありますが、少なくとも現時点においてブラック企業というような企業ではありません。(ザッツ調べ)

また、逆に対象企業が何をやってるかわからないということで、辞退に陥るケースもあります。このほとんどが、企業のホームページに起因するものです。

学生に限らず、その企業のことを知りたいと思えば、企業のホームページを閲覧するのは当然の行為で、そのホームページを見ても何をやっているか理解できない仕事を学生はやってみようとは思わないわけです。

特にザッツでは登録者のほとんどが体育系の学生で、部活中心の生活を送っている学生が多いため、社会の動きや企業情報などに疎い学生が多いということもありますが、そうでないとしても、将来どんな仕事をするのか想像できない仕事に、わざわざ就こうとは思わないのは当然のことで、必要な情報は全てインターネットにあると信じている学生の世代からすると、そこに情報が載っていないことは、不安要素以外の何物でもありません。

また、企業情報を掲載しているナビサイトも、採用担当者が自分で作ったと思われるような、【自社の人間にしか理解できないテキスト】と【社員の笑顔の写真】や【社内イベントの写真】が並ぶだけで、実際にどんな仕事をするのか、具体的に書かれていないということも散見されます。

そのため、このことに気づいた企業は、これに先んじて対策を講じており、学生のウケもかなり良かったように思います。

ということは答えは簡単で、採用を増やすためには、これらの対策をとにかく早く講じることが重要ということになります。

実はザッツでは、これらの相談を各企業の採用担当者様からお聞きすることも多く、このような問題に対応できる手段はないかと考えておりまして、具体的な手段を検討しているところです。

具体的なサービスをご提供できるようになったら、またお知らせいたします。

乞うご期待!

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