体育系学部の学生は教育実習で『大人』になる!
体育系学部に所属するほとんどの学生は、6月になると教育実習に行きます。
もちろん保健体育の教員の資格を取るためですが、理由は前回のブログ
「体育会の学生は体育教師になるしかないのか?」でも書いた通りです。
実習期間は3週間。
ということで6月の就活は、ほぼできません。
ですが、この教育実習を終えると人が変わったように急に『大人』になります。
なぜか?
それは、初めて『教わる立場』から『教える立場』になるからです。
教育実習ではほとんどの学生が地元の母校へ帰り、自分の後輩たちを教えることになります。生徒たちからは先生と呼ばれ、恩師からは同僚として扱われ、当然のように大人としての振る舞いが求められるのです。
もちろん先生ですから、生徒たちの模範となる行動が求められ、行動の一つ一つに責任が問われます。しかも体育教師は上下関係が厳しく、大学時代の先輩後輩のような関係をそのままに、体育会系ノリを強要されるため、もう一度大学1年生になった気分で3週間を過ごすことになります。
さらに体育の教育実習は授業だけではありません。
夕方からは部活の指導も兼務し、夜は体育教師の飲み会も絶賛開催中。深夜から徹夜で授業計画を立てることもザラです。しかし、頑張って作った授業計画も、保健の授業では目の前で寝る生徒はいるし、体育の授業では浮足立った生徒が団体行動を乱したりして、うまくいかないことだらけ。
こうして地獄(?)の3週間を過ごすわけですが、最後の日には生徒から花束をもらったり、寄せ書きをもらったりして、感動で涙します。
そのため、教育実習から帰ってくると人が変わったように『大人』になるのです。
そして、その感動が忘れられず「教師になろう!」と改めて決意するのですが、現実はそう甘くなく、教員採用試験の結果が出る8月中旬くらいから焦って就活をするという学生が続出するのです。
巷では一般企業へのインターンシップが最近の流行ではありますが、企業側も受け入れても扱いに困り、社会科見学に過ぎないか、学校の授業の一環のような内容のものが多く、本当の意味で大人として社会に触れるという機会になっていないのが、実状ではないでしょうか?
しかし、教育実習は実際の教育プログラムに応じた実物の授業を行い、生徒を目の前にして、本当の大人としての振る舞いが求められ、しかも会社組織における上下関係や同僚同士の愚痴の言い合いから、飲みニケーションに至るまで、3週間でみっちりマスターしてくるという、本当の意味でのインターンシップになっているのです。
今年は3月からのエントリー解禁ということで、教育実習に行かずに就活する学生もいるとか。
せっかくの機会であり、しかも教員免許という立派な資格を手に入れることができのですから、ぜひ教育実習には行ってもらいたいものです。
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